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ozasa Kyotoで先月7日から始まった『瀧口修造と岡崎和郎二人展』の展示も残り3日(12日(日)19:00迄)となった。盟友土渕信彦コレクションを地元京都で拝見できて嬉しかった。もし、未見の方がいらっしゃったら観られる事をお勧めしたい。二人のコラボがマルセル・デュシャンとの共犯関係によって、緊張感溢れる会場となっているのを実感できると思う。ozasa kyotoに差し込む光が岡崎の「HISASHI」やオブジェを包み、瀧口のデカルコマニーと激情を秘めた静けさを演出している。台座に置かれたのはウイリアム・テルのりんご(2008)、造花をいける(2016)、ハート(贈物)(1963-1989)、フィギュア(漏斗)(1996-2002)。
手前の台座に瀧口・岡崎合作の検眼図(1977)
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友人が瀧口だけでなく、岡崎の作品も若い時から集めていたと知ったのは最近である。彼が上洛するたびに、にこみ鈴やで熱燗をやりながら、コレクションの行くすえを憂うのだった。もっとも、年金生活者となった小生はリタイアしたコレクターなので、終活だけを考えれば良いとはいえ、辛いものです。会期中の寒さは尋常ではない様子、みなさま、風邪などひかれないようご自愛ください。
にこみ鈴や