パピヨン縢り

銀紙書房 通信

一本の糸の両端に針をつけて---

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パピヨン縢りでの造本は栃折久美子さんの『手製本を楽しむ』(大月書店、1983年刊)を読んでからだと思う。縢り台などなくても手軽に作業が出来、仕上げも綺麗。今回の銀紙書房本は本文用紙を連量71.5kgとした関係で折丁が厚くなり、糸の張り具合をきつめで調整、なんとか、全25冊の作業を終えた。並行して帯の色合わせを進めておりますが、画面の発色と印刷時のCYMKのズレに難儀、イメージする色を再現しなくては--- 配本まで、今しばらくお待ち下さい。