クリムト 『接吻』


ベルヴェデーレ宮殿下宮、遠景にはシュテファン寺院の尖塔などウィーン市内が望まれるバロック庭園

ベルヴェデーレ宮殿上宮2階から大理石の間を望む。

クリムト『接吻』 観客はわたしたち二人のみ。

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今年はオーストリアの国民的画家グスタフ・クリムト没後100年を迎えた記念すべき年にあたる。特に『接吻』(1908-09)は人気があるようで、展示されているベルヴェデーレ宮殿上宮には観光客が押し寄せていると聞いた。開館時間を事前に調べるとガイドブックによって10時、あるいは9時とある。庭園は早い時間から開放されているので9時を目指してチケット売り場へ。わたしたち夫婦は最前列で購入。2階の展示室まですばやく進むと後続の方々の到着までには、ずいぶん時間の開きが生じた。ゆっくり、すみずみまで鑑賞し、記念写真も撮った。琳派風官能絵画は小生の好みとは違うのだけど、貴重な体験だった。

ショツプで『接吻』を使った菓子鉢を求める。17.90ユーロ