研究者の作品収集

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読売新聞 3月14日(木) 13版 22面

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先週の新聞で『北斎 千変万化の70年』と見出しのついた記事を読んだ。その最終部に収集家で北斎研究の第一人者であった故永田生慈さん(享年66)に言及したところがあったので引用しておきたい「永田さんは、研究者が作品収集を行うことに批判も受けたという。『作品を散逸させず、多くの作品を比較できることが研究には大切。私が死んでも、私の思考した足跡は、コレクションという形で次世代に生き続ける』」。氏は総数2000件超のコレクションを島根県立美術館に寄贈されたと云う。