2003年から行われた東本願寺の御影堂、阿弥陀堂、御影堂門の修復が完了し、木造楼門としては日本一の高さを誇る御影堂門(重要文化財、2019年9月指定)が初めて公開された。文化庁のデータベースによると、元治元年に焼失した後、明治44年(1911)年に再興されたもので、三間三戸二階二重門、入母屋造、左右繁塀及び山廊付属、本瓦葺。第56回となる「京の冬の旅」企画でも目玉のひとつ、さっそく拝見してまいりました。格式高い建造物であるけど、案内される係の方々は親切、ゆっくり眺望を楽しんだ。
東面に伏見宮貞愛親王による『真宗本廟』の扁額、これはパチリ。「仏説無量寿経」説法の会座を表す釈迦如来・阿難尊者・弥勒菩薩の三尊像が安置された楼上内部をしっかり拝見(撮影不可)、ここでは天井画が描かれていないので、おやっと思ったが、解説によると──彰如上人の依頼で竹内栖鳳が「当時あまり例のなかった、半裸の女性モデルを起用し、これまでにない画期的な天女の姿を描こうとした」が実現しなかったと云う。
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お天気良いから、見晴らしもよろしおす。
東
北 烏丸通り
西 阿弥陀堂と御影堂(一部)
南 京都タワー
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↓ 門の欄間、蟇股、虹梁、妻飾などには豪華な彫刻が施されている。