10日(土) フィレンツェのドゥオーモ

通りを進むと広場に出た。手前、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、奥にドゥオーモ。白い、なんか建築サンプル、あるいは紙芝居みたい(失礼)。

ドゥオーモのファサード、ネオ・ゴシック様式、1887年完成。

洗礼堂、『天国の門』(1452年完成、レプリカ) 

左からサン・ジョヴァンニ洗礼堂、ドゥオーモ、ジョットの鐘楼

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[メモ]

 上記3つの建物で構成されるフィレンツェのドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)は、ウィキによると「1296年から140年以上をかけて建設。八角形の洗礼堂と大聖堂は正面玄関が正対する(東はイエス・キリストを象徴する方角)。外装を白、緑、ピンクの大理石よって装飾しイタリアにおける晩期ゴシックおよび初期ルネサンス建築を代表」、特に二重構造で石積み建築としては世界最大となる円蓋が有名、── 残念ながら近すぎて広場から見上げてもよく分からなかった。── 天頂にあげられたブロンズ製の玉はダヴィンチの師匠アンドレア・デル・ヴェロッキオが制作している。 
  洗礼堂はロマネスク建築で11世紀起工、特にコンクール形式で製作者が選ばれた最初の例といわれるロレンツォ・ギベルティによる『天国の門』(1452年完成)が有名。『神曲』で知られるダンテは、この洗礼堂で洗礼を受けた。

グーグルストリートビューから引用。感謝申し上げます。印追記。

 上図から街に溶け込んだ様子が理解できる①サン・ジョヴァンニ洗礼堂、③ドゥオーモ、②ジョットの鐘楼。初期計画から幾度も拡張がなされ、当時として最大規模、最後となるドーム部分の一応の完成は1436年。市街地故か空間としては狭い印象。小生は強権での工事ではなく、フィレンツェ市民による聖堂建設であった為と思う。