眼福の貴重資料 at アーティゾン美術館

『オクシダン』第32号 25.0×16.3cm 16−17頁 エミール・ベルナール「ポール・セザンヌ

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 東京のアーティゾン美術館で6月3日〜8月20日まで開催された『ABSRTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開  セザンヌフォーヴィスムキュビスムから現代へ』は見応えのある素晴らしい展覧会だった。ブリジストン美術館時代から親しんできたセザンヌの『サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール』から始まり横溝美由紀らの現代美術まで繋がる抽象絵画の諸相を「極め付き」の現物で語ってくれたのだから、ファンとしてこたえられなかった。拝見してから日にちが経ってしまったが貴重資料の書影を紹介しておきたい。カタログ図版では分からない現物の佇まいを、小生のブログで知ってもらうことにも意義があるように思う。エフェメラ愛を語り合える友人の登場を期待するのですよ。

 

ギヨーム・アポリネール著『キュビスムの画家たち─美的省察』1913年 23.4×18.5cm 表紙

ロベール・ドローネ 個展 カタログ(?) デア・シュトルム画廊 1913年  34×27.0cmギヨーム・アポリネール詩『窓』1913年 掲載 

展覧会図録『ミロボリュス、マカダム商会─ジャン・デュビュッフェの厚塗り』 カタログ(?) ルネ・トセルーアン 1946年 

(左)『パルティザン・レビュー』第12巻第2号 1955年春 クレメント・グリーンバーグ「『アメリカ型』絵画」 (右) 展覧会図録『ヨーロッパ8カ国で展示された新しいアメリカ絵画』ニユーヨーク近代美術館編 1959年 24×21.5cm

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マリー・ド・ラ・イール(テキスト)、フランシス・ピカビア(挿画)『フランシス・ピカビア』ギャラリー・ラ・シーブル 1920年 31.7×24.2cm 

フィリッポ・トンマーゾ・マリネッティ著『未来派の自由態の言葉』1919年 19.2×12.6cm 挿図

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展覧会図録『キュビスムと抽象芸術』ニユーヨーク近代美術館 アルフレッド・H・バーJr. 監修 1936年 26.0×19.6cm (右)同内容