カナレットとヴェネツィアの輝き

 SOMPO美術館でカナレットの展覧会が始まるのを、東の友人が送ってくれたチラシで知った。挿図の油彩はカナレット(ジュヴァンニ・アントリオ・カナル)の『サン・ヴィオ広場から見たカナル・グランデ』18世紀、スコットランド国立美術館蔵。こうした絵画を景観画(ヴェドゥータ)と呼ぶそうだ。展覧会の解説によると、景観画は「透視図法を用い、主として都市の景観を精密に描いた絵画。名所旧跡を正確に描き出したヴェドゥータは、旅の記念品として、グランド・ツアーでやってきた英国人貴族をはじめとする外国人旅行者に人気を博し、ヴェネツィアやローマで18世紀に発展した」21世紀の私達にとっては、カメラ・パチリですな。展覧会は静岡県立美術館、SOMPO美術館の後、京都文化博物館(2025.2.15-4.13)、山口県立美術館と巡回する。

 

グーグルストリートビューから引用(2013年8月) 大運河、右にサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、手前にペギー・グッゲンハイム美術館。

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2023年6月19日の聖堂、小生も悠久の時に驚きました。イタリア周遊 9日(金)パラッツォ・カヴァッリ=フランケッティで報告。