初個展 ダニエル画廊 1915年

愛しのマン・レイ展 出品: 22, 23

 上掲は、1915年に開催されたモントロス画廊とダニエル画廊のカタログ。前者は『絵画、素描、彫刻展』(4点出品)と題し3月23日〜4月24日、後者は『マン・レイの素描と絵画展』と題した初個展で11月23日迄の開催。スタートは8日頃とされるが未確定。
 今回の『愛しのマン・レイ展』は、モダニズムの画家として出発したマン・レイの初期作品、資料の展示が充実していることで注目される。特に写真を始めた動機を裏付けるダニエル画廊のものは興味尽きない。筆者は図録に著名な収集家笠原正明から譲り受けた経緯を『展覧会のエフェメラ』として寄稿。これまでにツアイト・フォト・サロン(1980年)、名古屋市美術館(1990年)、リブレリ・アルカード(1996年)、モンテクレール美術館(2003年)、ジョージア美術館(2003年)、テラ美術館(2004年)などで展示。

 

* 会場撮影は関係者の許可をいただきました。感謝申し上げます。