ブラック・ダリアの真実

 14日からロードシューが始まった『ブラック・ダリア』に関する話題なのだが、新しい映画となっているのを知って驚いた。それは、この映画に関連した『ブラック・ダリアの真実』と云う邦題の書籍をアマゾンで購入していたからである。なんと、マン・レイに言及し、関連する図版も多数含まれた一本。
 この本については知らなかったのだが、先月13日に、わたしのウェッブ・サイトを見たと云う西海岸(?)在住の未知の人からメールがあって。「マン・レイに関する総ての事柄に関心があるのなら、ブラック・ダリアの真実と云う本がありますよ、気が狂った話ですが、興味がありましたら、どうぞ」と云った誘いだった。それで、注文し、読みかけたら、映画の発表。原作の邦訳もあるかと調べたら、早川書房から東理夫訳で8月31日に刊行されていた。上・下 二分冊でそれぞれ840円。

 今日から読み始めたのだけど、面白い。謎解きの興味もあるが、どうも、作者の感じている事と、わたしには共通点があるようだ。マン・レイがハリウッドに住んでいた時代の雰囲気が判って興味深い。