マン・レイ展のエフェメラ

 セラヴー氏から電話、銀紙書房本の英語タイトルに関してのアドバイスを頂く。なるほどと納得させられる部分大。

 Ephemeras of Man Ray exhibitions

 邦題では「マン・レイ展のエフェメラ

 展覧会資料が世の中から消えてしまう危機的な状況については、本文で触れよう。

 (註) エフェメラウィキペディアで検索すると、語源はギリシャ語で1日しか存在しえないものを指す言葉とあり、一時的な筆記物および印刷物で、長期的に使われたり保存されることを意図していないもの。しばしば収集の対象となる。

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 昼食を早めに済ませ、若い友人のお供で花遊小路のワンダス写真館へ。プロの仕事を後方から拝見。笑顔と言葉の体力勝負だね。その後、河原町をブラブラして赤尾照文堂ジュンク堂とのぞく。しばらくして外に出ると、あたりが騒然となっている。消防車が通りに何台も並び、消火栓と繋ぐコック作業。無線が「味ビルの5−6階、ダクトから出火、確認中」とけたたましく状況を伝えている。梯子があがって消化態勢。野次馬があふれている。防火服にボンベを背負って消防士が走る。火事は恐い、しばらく観ていたら鎮火した様子で撤収となった。やれやれ、晴れ着姿の娘さん達も多かったので、店内は大変な騒ぎになっていたろうね。
 
 数枚、写真を撮ってから、メディアショップ、大学堂、アスタルテ書房と回り、黒猫堂で一服。書棚の背表紙を観ながら美味しい珈琲を頂く。四時を過ぎたので洋雑誌を点検しにランダム・ウォークへ、阪急車内でジャクリーヌ・シェニウー=ジャンドロンの「シュルレアリスム」を読みながら帰宅。手洗い、うがいの後、豆大福で日本茶、これは落ち着く。