製本段階まで

朝から家人の指示でライサー、続いて食器棚と年末掃除モード。でも京都の13日は事始めなので、家人は出掛け、午後は一人。それで、遅れてしまった「マン・レイ展のエフェメラ」作業を行う(京都写真展の出品作はなんとか、昨日終了)。やっと製本段階に進み、「マン・レイの謎、その時間と場所」を刊行した時に在パリの友人から送ってもらった糊を開ける---密封したテープには2006.1.15の日付。ドライバーで蓋をこじ開けると、懐かしい臭い。固形化してなくて使えそう。二冊分をまず塗る。乾かして明日、朝、続行の予定。四回重ね塗りをする訳、

 若い友人からの情報で、倉敷の大原美術館が27日まで「マン・レイがとらえたアーティストたち―大原美術館作品とともに」と云う展覧会を開催している事を知った。
以下、同美術館の情報で---

 今回のコレクションテーマ展は、横浜美術館のご協力により、同館のマン・レイ作品とともに構成・展示いたします。
 ダダ、シュルレアリスムを代表するアーティスト:マン・レイ(1890〜1976)は、絵画、写真、オブジェ、映画等、様々な表現手段を自在に横断しながら、 時代を挑発する制作を繰り広げました。殊に写真においては、ソラリゼーションやレイヨグラフなど画期的な技法をあみだし、写真の表現の可能性を大きく 押し広げた功績とともに、女性や静物を素材とした構成的な写真や、パリを中心にヨーロッパ、アメリカをまたぐ広範な交友の中で撮影された同時代アーティスト のポートレイト等に優れた作品を多く残し、20世紀前半の写真師に大きな足跡を残しました。
 本展では、横浜美術館より、マン・レイによるマルセル・デュシャン、クルト・シュヴィッタース、アンリ・マティス、ジョルジュ・ブラックほか同時代アーティスト 写真を拝借し、像主であるアーティストの作品(大原美術館所蔵)とあわせて展示します。マン・レイがとらえたアーティストと、そのアーティストが生み出した作品、 すなわち、「アーティストを捉えた目/アーティストの目」というふたつの目の産物をとおして、20世紀という時代に名を刻んだアーティストたちの人物像に迫ります。
[会期]12月2日(火)〜27日(土)
[会場]本館(新展示棟1階)
[料金]通常入館料でご覧いただけます。
(一般1000円、大・高学生600円、中・小学生500円、65歳以上の方800円)