『アヴァンガルド勃興──近代日本の前衛写真』展カタログ 34×22.7cm 208pp.
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ときの忘れもののブログで連載中の「美術館でブラパチ」第15回は兵庫県立美術館で催されている『関西80年代展』を報告する予定で準備を進めていた(7月8日原稿締切)。ところが、6月21日に東京都写真美術館での『アヴァンガルド勃興──近代日本の前衛写真』展のカタログを手にして驚き、これは大問題、泉下のマン・レイも苦言を呈すだろうと、担当の学芸員に写真(5-13)を永田一脩作品として展示した経緯などを尋ねた。次いでマン・レイ作品と小生が判断する資料などを示したのだが、学芸員の判断は変わらない。展覧会が終わる迄(8月21日)に、一人でも多くの観客に、プリントを観る参考にしていただきたく、予定を変更してときの忘れもののブログに、「永田の名誉」の為にもと思い寄稿させていただいた。詳しくは『プロレタリアの手』と題した拙稿を読んでいただきたい。 → http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53477880.html
カタログpp.172-173 左の写真キャプションは「5-13 永田一脩 題不詳(手) c.1930s」
カタログpp.12-13 左の写真キャプションは「1-5 マン・レイ 映画『ひとで』より 1928」
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6月27日のときの忘れものブログ掲載の展覧会紹介。後段に問題提起されている。
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この執筆は早い段階から友人、知人のお世話になった。作品リストの確認から展示場及び額装の写真確認、加えて観客の感想などを教えていただいた。そのために臨場感を持って書くことができた、記して感謝申し上げる。尚、小生は2017年にギャラリー176で催された『写真家マン・レイの前衛映画』展を紹介している。
gallery176での『写真家マン・レイの前衛映画』展
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京極映画劇場プログラム
右: 50号(表紙: フランセス・ファーマー) 1937年9月(表紙: フランセス・ディ) 『第一回 映画アンデパンダン』上映予告『ひとで』『貝殻と僧侶』 右: 51号 1937年9月27日〜29日『ひとで』『貝殻と僧侶』上映 浅原清隆「『ひとで』『貝殻と僧侶』評」