AZUR の木水千里によるマン・レイ論考

勤務先の事務所が城南宮の東鳥居前にある。同僚の幾人かは「城南宮うつばり会」に入会し庭を楽しんでいる。有名な枝垂れ梅が綺麗に咲いていると云う情報をもらったので、昼休みに平安の庭へ入ってみた。春の山一面に咲き乱れるピンクと白の梅、華やかな香り、素晴らしい姿だ。ゆっくりと「曲水の宴」が催される平安の庭へと一回り。通りを渡って室町の庭へ移り、茶室、楽水軒でお抹茶を頂く。羊羹に緑のお茶、気持ちの良いものだ。巫女さんも美人だし300円は安い。



 帰宅すると、玄関に梅の小枝、つぼみは固いけど、わたしの眼には咲いた姿が映っている。
 そして、机の上には成城大学フランス語フランス文化研究会から送られてきた「AZUR」が入った書籍メール便。このブログで以前、紹介した木水千里さんがフランスから帰国し同大学で教えておられる。彼女はマン・レイ研究の先鋭。語学の苦手なわたしにとって、とても頼りになる存在だ。読みたいテキスト、研究の領域が開示されるからね。学年末の忙しい時期にもかかわらず研究会事務局の対応も親切で有り難かった。PDFファイルで論文を読むことは可能なのだが(便利)、やはり、発表誌そのもので読みたかったので、バックナンバーを依頼した訳。以前の号に掲載された論文「写真から言葉へ ―ロラン・バルトマン・レイを巡って― 」(第4号)は直接、氏より頂戴していたのだが、第6号「「芸術」であるための言説 ―同時代人によるマン・レイの写真についてのテクストとマン・レイ自身による写真についてのテクストを巡って― 」と第9号「境界の芸術家──マン・レイとモード写真──」についての2本。

 「AZUR」の木水千里さん論文掲載号のアドレスを示す。
http://www.seijo.ac.jp/graduate/gslit/orig/areas/europe/azur/vol04.html
http://www.seijo.ac.jp/graduate/gslit/orig/areas/europe/azur/vol06.html
http://www.seijo.ac.jp/graduate/gslit/orig/areas/europe/azur/vol09.html