国立新美術館 マン・レイ展 -2

茅場町から乃木坂に移動し、10時から「マン・レイ展」を拝見する。今回は二日目特有の愛に包まれない入場だな。ニューヨークのセクションに固定された4点のインデックス・カードを確認する。2008年の春にパリ・ボナパルト通りの画廊、Galerie1900-2000で開催された「マン・レイ 140インデックスカード」展で貴重資料の存在を知った(研究者の多くが、このカードからマン・レイの初期油彩にアプローチしている)。複製とはいえ、捲りながら拝見できる訳で、マン・レイの油彩・水彩のカタログレゾネの編者としては、喉から手がでる一品、しかし、写真に撮れないからね。そんな訳で、メモを取る。作品の来歴は第一級なのよ、タイトルを変更した事も判るし---「多用な文字」を買った人の名前(スティーグリッツは3セット)や部数が判るのが貴重なんだ。マン・レイが焼いたであろう油彩もふくめ、知りたい事柄ばかり、つたないデッサンで補足しながら--- スペルが判らないものもあるし--- 総てを写したら(31+35+31+42)腰が痛い。休憩にライブラリーへ上がったらわたしの本が幾冊か並べられていた。でも、2時を回ってしまった。急いで千代田線、山手線と乗り換え品川から「のぞみ113号」で名古屋へ帰省。暑いまま乗車したのでアサヒのドライが旨い。あてにはまい泉のとんかつサンド。