マン・レイ学会 発足なるか


ヴァランテーヌ・ユゴーの肖像写真
マン・レイの著名な研究者が来宅。10年以上前から注目していた方だけど、お会いするのは初めて、照れくさくて、顔をお互いに見れなかった。愛する人が同じである不思議な関係の二人。研究する作家に似てしまうと云うジンクスをお互い共用しているので、話が早いと云うか、ブレないで深める事ができた。仏文からも美学からも軽んじられるマン・レイを研究や収集の対象に選んでしまった者の不幸と、使命について考えた。マン・レイについての論文提出はフランスでも二人目だったと云う。指導教官も含め、わたしの知らないパリの研究状況を中心にお聞きした。
 夕食を一緒にしながら、マン・レイをいろいろな人に知ってもらうためにも、「マン・レイ学会」が必要だと云う結論に達っした。でも、こんな権威主義マン・レイもいやがるだろうな。でも、このままでは、マン・レイを研究対象に選ぶ学生が現れると思えない気分、独立独歩はマン・レイもわたしも、来宅の研究者も一致する態度なんだど、マン・レイをいろいろな人に知ってもらいたい-----

マン・レイの初個展 ダニエル画廊 カタログ