鉄道ファン 14歳

ギャラリーマロニエ 3階に展示中

コメント: 中学2年生の秋、父親のカメラを借りて電車の写真を撮った。近所の写真屋さんで焼付けをしてもらい、アルバムに貼ってデータを書き加え、記憶を形にする喜びを知った。マン・レイ狂いとなった今も、やっている事は同じです。

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出品作家でもある名古屋の写真家が上洛したので、マロニエでおちあい、お互いの写真について、あれこれ、彼のタイトル「私の」に込めた意図を聞き、写真は関係性によって存在する事を強く意識した。写真ファイルを捲るような動きを、微妙なズレ方で示す5点連作。「私が参加したことを認めさせたい人が製作した作品。」とは、なんだろう、首を傾げながら彼のコメントを読んだ。どうやら女性の手許に彼の写真があるらしい。写真を間に置いて、写真について語り、そこを、写真に撮る。この循環構造は「人」の生理に近いだろうな。その彼が対面する壁にある、オカダミツヨさんの作品『存在』を示して、「僕と同じ事を考えている人が居る」と言った。そのコメントには「複雑化する情報社会において、匿名性は増し、個の存在は稀薄に。存在の行方を求めて、、、」とあった。わたしは、オカダさんの透明なモノへの嗜好、色彩のセンスが好きなんだけど。


オカダミツヨ

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4階 左から森岡誠、 浅野裕尚

5階 高橋貴絵
 今展ではコメントの幾つかを嬉しく読んだ。高橋貴絵さんの『mother』には「幸せの一瞬、一瞬を感じ生きていくこと。ふだんの生活を、丁寧に豊につむいでいくこと。たくさん愛すること、そして愛されること。実は、それらは難しくとらえすぎているけれど… とても、シンプルで簡単なこと。」展示された写真と共に読むと元気になります。有難う高橋さん。

3階 石原輝雄

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わたしの『鉄道ファン 14歳』については、会期中に、このブログでお話していきたいと思うので、ご期待下さい。
 さて、メディアショップギャラリー、ライト商會と「How are you, PHOTOGRAPHY?」の展示を観た後、いつもの洛旬万菜「こしの」で一献。盛り上がっておしゃべりをしていたら、電話が入ってヤレヤレ、それでも一升近くは呑みました。いけませんね(ハハ)。

酒盗

枝豆 名古屋の写真家はこれがあれば、充分といつも、ご機嫌です。

海の幸とじゃが芋のバター炒め