瀧口修造展 IV at ときの忘れもの



展覧会 案内状 10.5×14.8cm

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呑んでばかりいたので紹介が遅れてしまった(反省)が、17日(土)から東京・南青山のギャラリーときの忘れもので「瀧口修造展IV」が開かれる。この展覧会では『マルセル・デュシャン語録』(東京・ローズ・セラヴィ 1968年刊 限定560部)と、瀧口による未発表デカルコマニーを中心に、同語録の制作協力作家の作品を含めて約25点が展示される。画廊のサイトで出品作を確認したら、いずれもが優品、注目作でこれは、拝見せねばと思った(東京ではちょっと遠い、今の経済状態では無理だろうな)。それで、手許にある語録のB版を取りだして観ている。この本にはチェスをしているマン・レイや、マン・レイの写真集に寄せられたデュシャンのエッセイや、マン・レイが描いたデュシャン肖像画が収められており、さらにA版には、マン・レイの写真とコラボした「ウイルソンリンカーン・システム」(サイン入り)も挿入されているので、「マン・レイ狂い」としては欲しい本だけど、オリジナル入りは怖ろしく高いだろうね。


チェスをするデュシャンマン・レイ(右) 映画『幕間』からの引用。