「我が愛しのオブジェ」展

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今日も暑いので外出する事なく、銀紙書房新刊の造本継続とブログの原稿書き。気分転換に拙宅リビングでジュリアン・レビュー画廊で催されたマン・レイ個展(1945年4月)カタログをパチリ---表紙デザインはマルセル・デュシャン。二人は1910年代からの友達で、評伝の著者ニール・ボールドウインは最後の晩餐でマン・レイが語った次の言葉を紹介している。「いや、マルセル、きみは寂しそうだ。初めて会ったときからずっとそうだった。だって、きみはいつも『汽車の中の悲しめる青年』だったからね。」(488頁)。デュシャンの『泉』を取り上げながら、孤独な身振りについて考えている。