弘中智子講演会『転換期の東京の前衛画家たち』at 文博

さまよえる絵筆 ── 東京・京都 戦時下の前衛画家たち』展 7月25日(日)迄

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京都文化博物館の一室では、東京会場の様子が動画で映し出されている。画面は北脇昇の作品。

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 本日・10日(土)午前10時30分から12時までの予定で、板橋区立美術館学芸員・弘中智子さんによる前記講演会が京都文化博物館3階のフィルムシアターで催される(申込先着順・定員70名)。開催中の展覧会『さまよえる絵筆 東京・京都 戦時下の前衛画家たち』に関連する企画で、京都の学芸員と連絡をとりながら実現させた今回の展示の見どころ、特に東京の画家たちの様子を話してくださるそうで楽しみである。

 東京の展覧会は、コロナ禍対策で開催を遅らせ3月27日にスタートしたものの、4月26日から臨時休館となってそのまま終了。準備をされてこられた弘中さんの「残念ぶり」は半端でないと思うが、場所を変えての京都展示は、予定どおり進んでいるので、お許し願いたい。

 

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 信長が足利義昭の居館として築いた旧二条城より出土した石仏。付近の寺院から工事期間短縮のために徴発し利用したものとされ、ここに並べられているものは衣棚通下立売辺りから出土したと云う。

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以下は終了した板橋区立美術館の展覧会チラシ

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 今日のスピーカーは弘中さんと文博の清水さん、刺激的な話で、またまた、ヒントをたくさん頂いた(感謝)。講演の後、フィルムシアターでの能勢克男『疎水 流れに沿って』(1934年 14分)と、田中喜次影絵アニメーション『煙突屋ペロー』(1930年 23分)の上映に参加。スクリーンで観るのは久しぶり、映画熱が再燃しそう。