『土曜日』補足-2

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『シュール・レアリズム作品展より』36号 1936.7.5  pp.148

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 『土曜日』の主な執筆陣は巻頭言: 中井正一 社会欄: 能勢克男 文芸時評: 辻部政太郎 映画欄: 清水光 音楽: 長広俊雄 漫画: 松山文雄。尚、題字は小栗美二、表紙絵: 伊谷賢蔵(5種程度)。当時の若者らに人気のあった映画を清水らが紹介し、市内各映画館の広告も掲載されている。なので、京極映画劇場で上映されたマン・レイ『ひとで』への言及がないかと探したが、新聞は隔週発行なので同劇場の広告も、間だったのです。残念。

 尚、小栗については愚稿でふれたが、鳥取生まれの伊谷(1902-1970)はウィキによると京都工芸院(現京都工芸繊維大学)卒、黒田重太郎に師事。春陽会、二科、行動美術協会などで活躍されたと云う。 

 

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映画『失われた地平線』などの特集号 34号 1936.6.5 pp.128

 

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『超現実の夢を織る 魔法の小箱』37号 1936.7.20  pp.154