西陣織物館(現・京都市考古資料館)-2

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26f:id:manrayist:20211209232534j:plain2021.12 西陣織物館(現・京都市考古資料館) 正面 右に西陣

---

 1914年竣工の西陣織物館は、1924年に年間4万人近くの入場者を迎えた。戦後の1976年に新たな施設、西陣織物会舘を造り移管した後、京都市に寄贈され、1979年に京都市考古資料館として開館。京都市内で発掘された埋蔵文化財を中心に展示活動を行っており、小生が訪ねた12月1日は「地下鉄烏丸線の発掘調査」展示を1階で開催していた。会舘の管理・運営は発掘・研究・保護を目的とする京都市埋蔵文化財研究所があたる。

 

2階展示室

f:id:manrayist:20211209232544j:plain「能」字文軒丸瓦 本能寺跡

f:id:manrayist:20211209232554j:plain金箔違鷹羽文軒平瓦 上京区三丁目

---

 ↓ 拙宅の近所や現役時代の勤務先近辺からの出土品を、熱心に見てしまいますな。これらは海外からのさまざまな交易品との事。

f:id:manrayist:20211209232604j:plain越州青磁 椀 [晩唐〜五代] 下京区中堂寺壬生川町[平安京左京六条一坊]

f:id:manrayist:20211209232614j:plain染付 椀  [明末] 中京区烏丸通三条下る七観音

f:id:manrayist:20211209232625j:plain越州青磁 椀 [晩唐〜五代] 中京区壬生仙念町[平安京右京四条ニ坊]

---

 

f:id:manrayist:20211209232642j:plain

f:id:manrayist:20211209232652j:plain 
 京都風光によると、「1階・2階室は展示などに用い、構造補強のため室内意匠はない」3階の貴賓室を公開する展示もあるようなので、いずれ紹介したい。

[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』