『Man Ray Works 1940-1970』展 at チューリッヒ

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 嬉しいお年玉がチューリッヒから届いた(現地13日投函)。ラーキン・エルドマン・ギャラリーについての知識がなかったので、開けて驚いた。銀紙風の光沢紙を使ったマン・レイの個展カタログで、昨年の9月17日(金)〜11月19日(金)まで「自然絵画」を中心とした展覧会を開催したと云う。他に水彩、油彩、素描、オブジェなどを含む展示リストは24点で、内10点が「自然絵画」、中にはここに掲げたロサンジェルス時代の作品のように、オークションに出品された(2013年)のを後で知り、地団駄踏んで悔しく思った品もありました。今では高騰して追いかけるのは無理ですな。

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欲しいな

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「自然絵画」と作者が呼ぶシリーズは、速乾性のアクリル絵の具をチューブから直接板に塗り、別の板を圧着させてロールシャッハ・テストのような効果を得る手法で、カタログにテキストを寄せたエドゥアール・セブリーヌは「ダダへの関心が高まった1950年代から作られ、非人間的で機械的であり、シュルレアリスムオートマティスムとは若干異なっている」と紹介する。

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素描も良いですな

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 画廊のHPに、展覧会に合わせて図版入りのカタログを発行する予定とあったけど、会場写真が巻末に載ったスグレモノなのであります。

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画廊のHPから引用

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 チューリッヒ美術館側から見る正面水色の建物一階が画廊。 右のレーミ通りでは青白ツートンカラーのトラムが走る。これもかっこよい。(グーグルストリートビューから引用)