健康散歩でブラパチしてると、町の変貌にびっくり。光の調子を予測しつつ、撮りたい情景なのに、ある日、バッサリ無くなっている。何があったか思い出すのは難しい。撮っておかねばと、焦るばかりの年の瀬です。
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2021.4.24
2021.12.12
健康散歩でブラパチしてると、町の変貌にびっくり。光の調子を予測しつつ、撮りたい情景なのに、ある日、バッサリ無くなっている。何があったか思い出すのは難しい。撮っておかねばと、焦るばかりの年の瀬です。
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2021.4.24
2021.12.12
東人から案内状を頂戴した。ブログへのアップが遅れたが (左)15.4×10.7cm ── 小瀧達郎写真展『WIEN 旅の憂鬱』2021.11.25-2022.2.26 at Gallery bauhaus, 御茶ノ水上ル。(右)15.2×10.5cm ──『八木一夫の写真』2021.11.11-2022.1.16 at 京都国立近代美術館 4Fコレクションギャラリー どちらも興味深く、感謝申し上げる。
小瀧の写真は、1986年撮影を中心とした「冬のウィーン、暗く憂鬱な空から差す淡い光の陰影で描くフォト・エッセイ」とか。陶芸家である八木の知られざる写真の仕事については、先日、拝見したので、会期中には紹介したい。
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2018.5 エンゲル薬局(ウィーン・ボーグナーガッセ) 店頭はオスカー・ラスケによる大理石モザイク装飾。
河井寛次郎『三色打薬陶彫』1962 京近美コレクション
2021.9 中京区
2019.6 ストラトフォード・アポン・エイヴォン
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9月25日(土)から始まった京都市京セラ美術館での『モダン建築の京都』展は、本日、最終日。会場やカタログで取り上げられた建築を求めて京都市内を気楽にブラパチしていると、わたしのような、ファンの姿を多く見かける。独り歩きの女性が多く、携帯でパチリ、声を掛けたいところですが、我慢をしております。建築ブームですな、京都観光に一役買っているのでしょうね(笑)。
すでに1895年竣工の帝国京都博物館から1920年竣工の西村貿易店社屋まで、展覧会以外も含め、およそ、47回にわたって紹介した。やってみると、市内では興味惹かれる建物が目白押しの状態、1921年以降の竣工分を、年が明ければ改めて紹介したいと思っている。
面白いけど、海外旅行などをすれば、ありふれた情景。建築様式の学習をしながら、どこか、映画のハリボテの趣き、文化の違いを感じますな。コロナ禍で旅行ができないから、こんなに、注目されるのかしら……
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ギャラリーマロニエで開催中の京都写真展も本日、最終日。ご高覧いただければ嬉しい。会場には2時過ぎには、行けるかと思う。年末は忙しいですね。
3F 暖かい光
15.2×10.7cm pp.414
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創世記 第一章 神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。
The Most Beautiful Jewel In The World by Shinobu Sakagami, 2021 21×14.8cm ed.100
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現代美術家・バイヤーズに捧げた涙の宝石を頂戴した。坂上しのぶが2020年に上梓した愛あふれる208頁『刹那の美』(青幻社)の余韻が、強烈な色彩と手触りになって砂漠の国のピラミッドからひらひらと舞い降りて、拙宅にも飛び込んでくれた。誘うような「光」がない窓辺にもかかわらずで、ありがたい事だと感謝申し上げる。冊子好きの小生は、本文と装丁との見事な結婚に喜びを隠せない。この『世界で一番美しい宝石』は日英のバイリンガル。坂上は「古代エジプトでは、心臓には知性が宿り、生前の悪事は心臓に染み込まれていると考えられていた。天秤の一方の皿には真実の羽が、もう一方の皿には心臓が置かれる」と書き。「釣り合いがとれれば……」と続く。
クリアポケットから取り出して、金色の天秤を張ってみる。釣り合いなんてとれるのかしら、今宵は神の誕生を待ち望む時、それぞれの人は、それぞれの神を持つ。
アメリカのリッチモンド市にあるバージニア美術館で、マン・レイが両次大戦間のパリで撮影した肖像写真に焦点を当てた展覧会が始まっている(10月30日〜2022年2月21日迄)。作者がパリに渡って初個展を開催してから100年経つのを記念しての展示だと云う。
カタログが刊行される情報を早くから入手していたので予約していたのだが、京都に到着したのは12月に入ってからだった。「マン・レイのパリ時代」を扱う企画は出尽くした感があったので、ディレクターのマイケル・テイラーがどのように料理するのか気になっていた訳。上掲のインタビュー画像を観ると、会場での作品の扱いはシンプルで、ゆったりと100年を遡らせる仕掛けになっている。多様性の時代を反映してマイノリテイーの女性たちも多く登場し、およそ100点の紹介。写真の芸術性に加え、被写体となった人物の内面、個人史に踏み込んだ内容。近年、ティモシー・バアムの協力などもあって美術館のマン・レイ・コレクションは、ゲッティ、メトロポリタン、MOMAに匹敵するほど充実したという。これは面白そう、カタログを読んでいきたい。
"MAN RAY THE PARIS YEARS" 31.2×25cm pp.320 Hard cover
VIRGINIA MUSEUM OF FINE ARTS (グーグルストリートビューから引用)
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『京都写真展』が四条河原町上ルのギャラリーマロニエで今日から始まった(26日(日)迄)。小生作品は6点で構成した心象風景、「光」がもたらす希望を表現 ── したつもり。照らされて、ゆったり過ごす年の瀬にしたいのですな。タイトルは「私たちの光」。リー・ミラーの息子、アントニー・ペンローズがFBでツイートした画像に、触発され、使わせてもらった。
窓辺に置かれたメノラーの向こうにナチスの党本部に掲げられた旗が見える。12月の寒い夜で、ハヌカの祝祭の最終日、写真を撮ったレイチェル・ポスナーは小さな町キールの地域のラビ、アキバ・ポスナーの夫人で、後のユダヤ人大虐殺を予告するようなイメージに気付き写真の裏面に「彼らの旗はユダの死を望むが、ユダは常に生き残り、私たちの光は彼らの旗よりも長持ちする」と書いた。ラビはユダヤ人とドイツ人に対して「恐ろしいことが起こっているので脱出するように」と多くの演説をし、この予言によってキールの住民の多くが救われたと云う。脱出しなくてはならない状況が、今、全世界を覆っているように思う、なので、タイトルとした。悲しいかな、私たちには逃げゆく先がない。
3F『私たちの光』(6点組) by 石原輝雄
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ヨハネ福音書第1章5には、キリストを讃えて「この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」とある。 わたしは光に照らされるものを求めているけど、光そのものであることは、また、別の問題ではなかろうか。