キキのマスク


Man Ray Galeries nationales du Grand Palais 1998.4.29-6.29
これも納戸から出したポスター。マン・レイの遺族からポンピドゥ・センター(フランス政府への相続税に関する物納)に膨大なネガとコンタクトプリントが寄贈されたのが1994年、これを整理して開催した写真展の折に作成されたのが本品。ポンピドゥに早く注文の手紙を出したのに、発送まで随分と時間がかかった、センターが改装中でグランパレを会場にした為と云う記憶。小ぶりだけど、素敵なポスターである。マン・レイのカメラを通すとキキの魅力に哀愁が漂うのは、アフリカのマスクの呪詛だろうか。