ゲッティの案内状


展覧会案内状(表) 12.7×17.8cm

      (裏) 
ある方から、濱谷浩と山本悍右を注視するJ.ポール・ゲッテイ美術館での『日本における近代の分裂』展(3月26日から8月25日)の案内状など、広報関係の資料を頂いた(深謝です)。二人の仕事の対称性を上手く表現するソラリゼされた女性(頭部がヨットじゃないか)と蓑帽子を被った人物(男性かと思うが雪景色がソラリゼだよね)を配して、黒ベタ白ヌキで「JAPAN'S MODERN DIVIDE」平凡なデザインだけど、現実的で写真向きだと思う。紙の存在感と云うか、エフェメラの楽しみと云うか、こうした案内状を手にするのは嬉しい--でも、裏面には「わたしたちはペーパーレスに努めます!」とあって、展覧会の案内はホームページを観てよと---絶滅危惧種を前にした自然保護官の心境だよ。壁面とケースを個々に示した展覧会の出品目録を確認(212点)しながら、悍右さんは、題名付けないから困るなと思いつつも、展示されている様子を想像した---眼に浮かぶのよね。資料類は濱谷が雑誌「フロント」、山本が詩誌「VOU」である。