『観心寺と金剛寺』展 at 京都国立博物館

涼しくなりました。雨間をみつけ午前中に真言密教の遺産を拝見。館内も静かで眼福の時間となりました。京都から高野山へ至る河内長野の土地勘はないけど、役小角と楠木正成には親近感を持っているのです。 備忘録として惹かれた寺宝を書いておきたい (11)如…

常設展示 at 京都市京セラ美術館

楽しみにしていた京近美の常設展示を拝見。この7月16日(土)〜9月25日(日)会期の[特集]幻想の系譜── 西洋版画コレクションと近代京都の洋画では、北脇昇の『眠られぬ夜のために』(1937年)と小牧源太郎の『民族系譜学』(1937年)が出品されると聞いたものだから…

ミロ展 at 愛知県美術館

ミロの日本での受容と、日本の文化が画家に与えた影響を紹介した見応えのある展示(4月29日〜7月3日)。重要作3展の会場パチリが許されているのはありがたかった。── パチリブースは嫌ですからね。 (左)『アンリク・クリストフル・リカルの肖像』1917年 ニュー…

常設展示 at 愛知県美術館

2022年度第1期コレクション展 〔2022年4月1日(金)-7月3日(日)〕 『人生は戦いなり(黄金の騎士)』1903年 グスタフ・クリムト(1862-19918) (左)『星座』1932年 (右)『森』1917年頃 着色した木 ハンス・アルプ(1886-1966) (左)『緑の背景のコンポジション』193…

庄司達展

『浮かぶ布』 --- 『布の庭にあそぶ』at 名古屋市美術館 4月29日〜6月26日 --- 『新聞紙』(1970年) 第10回日本国際美術展「人間と物質」出品作 at 愛知県美術館 2022年度第1期コレクション展

田原桂一個展 at AMMON KYOTO

7月1日、三条通河原町東入ル南側にオープンしたAMMON KYOTOで、田原桂一の写真展「光と戯れながら」が開催された。1970年代の後半にパリの「窓」シリーズで作品を知ったと記憶する、大阪のMさん、Yさんが熱中していたっけ。 田原桂一は1951年京都市生まれ、2…

『プロレタリアの手』ときの忘れものブログ

『アヴァンガルド勃興──近代日本の前衛写真』展カタログ 34×22.7cm 208pp. --- ときの忘れもののブログで連載中の「美術館でブラパチ」第15回は兵庫県立美術館で催されている『関西80年代展』を報告する予定で準備を進めていた(7月8日原稿締切)。ところが、6…

ART OSAKA 2022

大阪市中央公会堂 3階 7月8日(金)〜10日(水) --- 8日、ギャラリー・セクションで展示を拝見。多くの友人・知人とお会いした。活気が戻ってきましたな。銀紙書房本刊行を急がねばと思う次第です。 ときの忘れもの(東京)では倉俣史朗を紹介、美しいです。 サー…

市川信也写真展 at ギャラリーマロニエ

昨日から河原町四条上ルのギャラリー マロニエで始まった市川信也氏の写真展『2014 [ni-ou-ichi-yon] II』、コンクリートの壁と相まって、良い感じです。7月3日(日)迄。 ---

YOKOO TADANORI COLLECTION GALLERY 2022 Part1 at 横尾忠則現代美術館

もとは兵庫県立近代美術館、懐かしいですな。 多彩な芸術家・横尾忠則を紹介する横尾忠則現代美術館で、新作「寒山拾得への道」と同時に、氏が所蔵するマン・レイ作品のオマージュ展示が同館(4F)のコレクションギャラリーで開かれている(7月18日迄)。『マン…

『書物でたどる京都時空散策』 at 京都府立図書館

秋山愛三郎『舊都名勝記』(1930) --- マン・レイ受容史に関する調べもので府立図書館に伺うと2階で、「幕末から明治にかけてやって来た西欧からの旅行者が目にした」京都を紹介する書物を中心に、京都府立図書館(32)と京都外国語大学附属図書館(42)が所蔵す…

『石原悦郎への手紙 PartII -AIR MAIL -』at ZEIT-FOTO Kunitachi

10.7×15.3cm --- 悦郎さんへのオマージュ、この案内状は最高のセンス、わたし好きです。国立の桜並木、満開でしょうね、拝見したい。

『中之島でシャンパン』ときの忘れものブログ

大阪中之島美術館と国立国際美術館(後方) --- 2月2日(水)に大阪中之島美術館が開館した。建物と開館展(超コレクション展 99のものがたり)の様子を、本駒込の画廊「ときの忘れもの」のブログに寄稿したので、読んでいただけたらうれしい。→ 『中之島でシャン…

『岸田劉生と森村・松方コレクション』展 at 京近美

疎水の浚渫工事が進んでいます。 岸田劉生(1891-1929)没後、その顕彰に尽力した森村義行・松方三郎兄弟が収集した作品群が2021年3月、京近美に収蔵(購入29点、寄贈13点)されたのを記念して、生前の岸田と交流のあった芝川照吉収蔵品も含めた展覧会が3月16日(…

大阪中之島美術館開館 2月2日(水) 10時〜

待ちに待った大阪の美術館が中之島に開館した。苦節30年、いや40年となるか…… 建物は遠藤克彦設計による驚きのブラック・キューブ、コレクションは6000点以上、記念展の『超コレクション展 99のものがたり』は、厳選した400点を展示。「ミュージアム・ピース…

杉山幸一郎展 at ときの忘れもの

カタログ 2-3頁 --- スイスのクールに住む建築家・杉山幸一郎(1984- )さんが帰国され、「杉山幸一郎展 スイスのかたち、日本のかたち」と題した初個展が、駒込の画廊・ときの忘れもので開催されている(1月29日迄)。コロナ禍の厳しい環境の中、やっと実現でき…

『ボイスのこだま』ときの忘れものブログ

2021.12 複合商業施設COCON KARASUMA (烏丸通四条下ル) --- 年末の28日(火)まで、上掲の洒落たビルの三階に「現代美術作家で社会と芸術の関わりを根源的に問いかけたドイツ生まれのヨーゼフ・ボイス(1921-1986)に魅せられたコレクター・伊藤信吾さんの愛が詰…

『きがふれて vol.2』at galerie16

2022.1.15日高理恵子『空との距離 VIII』 安喜万佐子 『shadow scape - forest west, lighting east 』 安喜万佐子『thousand years』 山部泰司『白い滝』『木立ち』『嵐』『横断移転図』 --- galerie16が三条京阪の高樹会館5階にあった30年前の1月14-31日に…

『八木一夫の写真』展 at 京都国立近代美術館4階

走泥社を結成し、「オブジェ焼き」を追求した前衛陶芸家・八木一夫(1918-1979)が、1960年代に撮影したおよそ100点のスナップ写真が、京都国立近代美術館4階のコレクション・ギャラリーで展示されている(1月16日(日)迄)。先月27日の本ブログで「意志の表情──…

『揺れ動く建築と建築家』展 at 京都国立近代美術館4階

雑誌『女性年鑑』ヨーゼフ・ホフマン特別号 1930年 (手前ケース内) --- 京都国立近代美術館4階のコレクション・ギャラリーで『揺れ動く建築と建築家』展が開かれている。会期が1月16日(日)迄なので、展示の様子を報告しておきたい。揺れ動くのは、モダンとポ…

『ニューヨーク・ダダとアレンズバーグ・サークルの画家たち』at フランシス・ナウマン

FRANCIS M. NAUMANN 24 WEST 57 TH STREET, SUITE 305 NEW YORK September 12 ─ November 23, 2019 --- ニューヨークではナウマンさんの画廊でも重要なダダの画家たちを展示中(11月23日迄)。デュシャンのコレクターとして著名で自宅を開放したアレンズバーグ…