築地

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26
2021.12 築地 ネットなどの情報をによると「竣工: 大正時代 一階部分改装: 1934年 設計: 原田邦雄(初代店主) 店名は当初「バックストリート」ついで築地小劇場からとった「築地」。ウィンナーコーヒーを初めて提供した店、クラシカルな豪華装飾品でも知られ、京都観光の人気店という」小生、1970年代から2000年の初めまで通い、贔屓にしておりましたが、店主が変わった影響か入店を躊躇するようになりました。パチリした頃から看板が無くなったように思います。残念ですな。

 ここでは、外壁を飾る泰山タイルを紹介したい。雑誌『ひととき』(2022年4月号)から要約すると、関東大震災以降に進んだ鉄筋コンコンクリート建築を、水から守るために耐火性と耐水性か優れたタイルが普及、その中のひとつで京焼の伝統を受け継いだ手作りの美術タイルが「泰山タイル」、創始者の池田泰山(1891〜1950)は愛知県出身、京都に出て陶磁器に関する基礎的な知識と技術を学んだという。うっとりする「釉薬をたっぷり施した、厚みのある色とりどりのタイル」は、よろしおすな。


初代店主が泰山タイルの半端物を乱貼り「赤のタイルがポイント」だと云う。

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店内でのパチリもあるのだけど、ここではブログでの報告を示しておきます。

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