11日(日) チヴィタ・ディ・バニョーレージョ 花咲き栄える中世の風情

前方にサンタ・マリア門。街はエトルリア起源で外壁は中世とルネサンス期の趣を伝える。ローマから近いこともあり、近年、日帰り観光客に大人気と聞く(小生も含むけど)。入村料5ユーロ。 「台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされ…

11日(日) 聖ドナート教会

聖ドナート教会 --- サンタ・マリア門を抜け道を進むと直ぐに小さな広場に出る。正面にロマネスク様式とルネッサンス様式が入り混じった聖ドナート教会。 奥様も祈りを捧げております。 [メモ] 5世紀建立の教会で、7世紀から地区の大聖堂、16世紀に改築、17…

11日(日) チヴィタ・ディ・バニョーレージョ

--- 展望台から「死にゆく街」チヴィタ・ディ・バニョーレージョを望む。ルートは急勾配の歩道橋(1995年建造、鉄筋コンクリート)のみ、体力がなければたどり着けない。 --- サンタ・マリア門 「オルヴィエートのモナルデスキ家に対するチヴィタ住民の反乱を…

11日(日) ボマルツォ

● 出発は8時、アペニン山脈の中央に位置するチビタ・ディ・バニョレッジへはA1などを使って凡そ2時間30分。高速を降りるとオリーブや葡萄の木、山道をクネクネと走る。10:32 ここでミニバスに乗換。観光のサインにボマルツォの「地獄の口」が開いているでは…

11日(日) フィレンッエのスマート・トラム

● 撮り鉄タイムは朝食までの20分 パチリ・チャンスは1回限り、トホホ06:41 1号線 ヴィットリオ・エマヌエール二世停車場 1006 カレッジ総合病院行 1号線はこの辺り(4停車場間?)で上下線分離 --- 2019 ヴィッラ・コスタンツァ行 上下線合流 後方最上階オレン…

シニョリーア広場 絵葉書

8.8 × 13.7 cm --- 8.5 × 13.7 cm --- [メモ] 屋根が付いているロッジャ・デッラ・シニョリーアは1376〜82年に建設された共和国政府の集会や公の祭典に使われた回廊(ランツィ回廊とも呼ぶ)で、後に彫刻家の仕事場となり、展示に用いられるようになった。ウィ…

10日(土) シニョリーア広場 夕立

18:54 夕立が激しくなったので早めに集合場所のピエロトゥッチ(https://www.pierotucci.com/jp) で雨宿り。日本人の店員さんも居て有り難い。奥様は皮の小物など探しておりますが、小生はパチリがしたいですな ── デジカメが防水仕様であったなら飛び出すの…

10日(土) ジェラート・エドアルド

●自由時間を待ってドゥオーモ広場南東側のジェラート屋さんに突撃。小生、冷たいものは口にしないけどイタリアではやってみたかった。 家族経営のジェラート屋さんエドアルドは地元で人気のお店(とガイドさん)。注文したときに美人のお姉さんをパチリしたか…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-5 ラファエロ

Room 35ミケランジェロ『聖家族』(1507頃) ---Room 66ラファエロ『ヒワの聖母』(1505-1506頃) Room 35ラファエロ『アーニョロ・ドーニの肖像』『マッダレーナ・ドーニの肖像』(1504-1507) --- [メモ] ラファエロ(1483-1520)はダヴィンチ(1452-1519)、ミケラ…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-4 レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』(1472-1475頃) ✱ ✱✱ 参照 --- レオナルド・ダ・ヴィンチ『東方三博士の礼拝』(未完) 1481-82年 ヴェロッキオ工房『キリストの洗礼』ca.1472-76年 左側の天使はダ・ヴィンチが描いたとされる、ヴェロッキオ工房時代の…

ヴェッキオ橋

8.6 × 13.6 cm

10日(土) ウッフィッツィ美術館-3 トリブーナ

美術館の原点となった特別室「トリブーナ」 悪名高きカトリーヌ・ド・メディシス(フランス王妃)の肖像画、鹿島茂は「手袋での毒殺」を紹介している。この絵、招来した記憶なんだけど…… ウッフィッツィ美術館とメディチ家の物語は興味深い、先祖が薬種問屋か…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-2 ボッティチェッリ

Room 8フィリッポ・リッピ『聖母子とニ人の天使』(1450-1465頃) Room 8ピエロ・デラ・フランチェスカ『ウルビーノ公夫妻像』(1465-1472) --- ● ウッフィッツィ美術館はイタリア・ルネサンス絵画の宝庫。門外不出というサンドロ・ボッティチェッリ(ca.1444-15…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-1 聖母

●まず階段で三階へ上る(こちらの表記では二階)。展示室2の宗教画はサン・マルコ寺院の黄金が持ち運べるサイズになって、ここに置かれた感覚。作者の自我でなく聖書の解釈、洗練される前の遠近法の人物(神だけど)との対話は理にかなう。視覚訓練の始まりのよ…

10日(土) ヴェッキオ宮殿からウッフィッツィ美術館

チェルキ通り(?) 裏通りを抜けシニョリーア広場側へ ヴェッキオ宮殿(1314年建設) 城塞宮殿で共和国時代は政庁舎、その後メディチ家住居になり、現在は市役所。回廊でウッフィッツィ美術館と繋がる。アルノルフォの塔は94m。 ミケランジェロが1501年から制作…

10日(土) フィレンツェのドゥオーモ

通りを進むと広場に出た。手前、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、奥にドゥオーモ。白い、なんか建築サンプル、あるいは紙芝居みたい(失礼)。 ドゥオーモのファサード、ネオ・ゴシック様式、1887年完成。 洗礼堂、『天国の門』(1452年完成、レプリカ) 左からサン・…

ピッティ宮殿

8.6 × 13.7 cm --- 8.6 × 13.7 cm --- [メモ] アルノ川を渡りヴェッキオ橋から徒歩5分、15世紀に建てられたルネサンス様式からなるメディチ家のライバル、ピッテイ家の邸宅、メディチ家が買い取り宮廷などに使用、三層の石積ファサード、広大なポポリ庭園な…

10日(土) ビステッカ・ファオレンティーナ

中央駅からサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の横を抜けてレストランに到着。 猪のパスタ、ミートソース フィレンツェ風Tボーンステーキ ビステッカ・ファオレンティーナ --- ファオレンティーナで伝統的に食されるのはキアニーナ牛(白い牛)で、イタリアを代…

フィレンシェ遠景 絵葉書編

8.9 × 13.9 cm

10日(土) フィレンツェ遠景 実写編

12:47 ミケランジェロ広場から望む旧市街、アルノ川の向こうにヴェッキオ宮殿のアルノルフォの塔、ジョットの鐘楼、ドゥオーモの円蓋など。 左に転じるとヴェッキオ橋 --- ここは昔から絵葉書などでも使われる「花咲き栄える街」フィレンツェの絶景スポット…

10日(土) ピサの斜塔でクルクル、酔いますな。

ウィキによると「16世紀末、斜塔の頂から2つの重さの異なる石塊を落とす実験が、ガリレオ・ガリレイによって行われたとされる故事は、弟子のヴィンチェンツォ・ヴィヴィアーニの創作とする研究者が多く、実際には斜めに置いたレールの上を、重さが異なり大き…

ピサ: ドゥオーモ広場と主な記念物

9 × 13.9 cm --- 小生のイタリア渡航願望は、上掲の絵葉書から始まったと思う。入手したのはずいぶん昔。宛先を見ると市内烏丸紫明の辺り、戦前にシベリア鉄道経由で葉書を受け取ったY氏もこの「光景」に憧れたでしょうね…… 先日7日に紹介した「カ・ドーロ…

10日(土) ピサの洗礼堂と大聖堂

9:13 踏切で通過待ち、どちらから現れるか、タイミグを逃しました。 「朝が早いのとお天気が悪いのとで、少女スリ団が現れませんね、それともコロナ禍の観光客激減で彼女たち、絶滅したのかしら。技術が引き継がれなかった。未成年じゃないと仕事できないか…

ジェノヴァとルッカのマン・レイ展

9 × 14 cm ジェノヴァ カルロ・フェリーチェ劇場とガリバルディ記念碑 19世紀末 --- 移動の車中でジェノヴァ迄の道路標識を見ると、開催中のマン・レイ展に思いがいった。ピサからは159Km バスで凡そ2時間の距離、7月9日まで300点以上が展示されているのだ。…

10日(土) ピサへ

7:08 7:39 ホテルの前をトラムが走るのは嬉しい。 --- 7:50 出発 ピサの町へは86km、凡そ1時間30分 11:21 前方にトレニタリアのロック、残念、遠い。 11:33 直進でフィレンツェ、ルッカ(東) 右レーンでジェノヴァ、ルッカ(西)など、どちらもマン・レイ展に繋…

沿線でマン・レイ展 いろいろ

●ヴェネツィアからパドヴァを抜けA13号線を南下。沿線でのマン・レイ展カタログなどをアップしておきたい。まずはヴェネツイア、1990年。 Venezia, Palazzo Fortuny. Man Ray / Cent'anni di libertà 1890-1990. July 7 - August 26, 1990. 28 × 21 cm. 136 …

9日(金) フィレンツェへ移動

15:59 パドヴァ、フェラーラ、ボローニャなどを経由してフィレンツェへ向かう。道路標識を見ながら、マン・レイの展覧会が数多く催されている土地の葡萄の味などを思う。すでにパドヴァのマン・レイ展(1970年)とボローニャのマン・レイ展(1976年)については…

サン・マルコ小広場

9.8 × 14 cm ロマンチックなヴェネツィアの情景をしたためた1908年4月26日付葉書、5月2●日に配達かと思うが日付不明が惜しい(和暦では明治41年)。 [メモ] 『地球の歩き方』に「運河の向こうに見えるのが、サン・ジョルジュ・マッジョーレ島と教会だ。その昔…

9日(金) サン・マルコ小広場など

--- 「タイプライターのオリベッティが、業績が厳しいときも含め長く文化支援をしていることは知られていない、宣伝しないから」とガイドさん。小生には懐かしく愛着のある企業なのでパチリ。現在の本社はトリノとのこと。 若い友人、お気に入りのブランド、…

9日(金) 国立マルチャーナ図書館

図書館は「東ローマ帝国崩落後、文化財喪失を危惧したひとりの枢機卿が、古代ギリシアから中世にいたるおびただしい書物をヴェネツィア共和国に寄付したのが始まり」で、建物は1500年代を代表するサンソヴィーノ設計、二階大広間のティツィアーノやティント…