『謎と欲望 マン・レイ油彩』at DI DONNA

DI DONNA 744 Madison Avenue New York OCTOBER 25 ─ DECEMBER 13, 2019 --- ニューヨークから悪魔の囁きが届いた。マン・レイの油彩に焦点を当てた展覧会で、10月24日(木)がレセプションと云う。美術館ではなくて売り物なのですよ。画廊のサイトで紹介して…

2018年回顧 新収エフェメラ報告

Pictogramma, Roma Man Ray展 招待状 10.2 X 21.5 cm === 2018年も本日を入れて残り3日となった。エフェメラ類の購入は毎年厳しさを増し、本年の生前品は2点にとどまる結果となった(まさか増えることはないよね)。紹介する画廊のカタログは既に架蔵している…

マリアの展覧会 案内状 1998年

André Emmerich Gallery, 1998 二つ折り 22.8×15.1cm - 古い手紙類を整理していたら、マルセル・デュシャンの恋人で『与えられたとせよ 1.落ちる水 2.照明用ガス』 (通称《遺作》の起点になったとも云われる彫刻家マリア・マルティンス(1894-1973)の展覧会案…

カーニバルの街でマン・レイ展があった。

- 先日、部屋のポスターを変えたので、ヴェネツィアの画廊カヴァッリーノのエフェメラを紹介したい。マン・レイ展が開催されたのは1970年9月5-23日、80年代後半に画廊へ当時の展覧会資料が残っていないかと問い合わせ、案内状などを取り寄せた(カタログ・テ…

「我が愛しのオブジェ」展

- 今日も暑いので外出する事なく、銀紙書房新刊の造本継続とブログの原稿書き。気分転換に拙宅リビングでジュリアン・レビュー画廊で催されたマン・レイ個展(1945年4月)カタログをパチリ---表紙デザインはマルセル・デュシャン。二人は1910年代からの友達で…

ジャンヌ・ビュッシュ画廊 カタログ

EXPOSITION LES DESSINS DE MAN RAY 17.9×13.9cm 4pp. パリから待ちかねた郵便が届いた(現地発7日)。書留番号の知らせを事前に受けていたのだが、フランス側での入力は滞ったまま(この遅延はいつまで、続くのでしょう)で、成田に現れてからの追跡だった。「…

ゲッティの案内状

展覧会案内状(表) 12.7×17.8cm (裏) ある方から、濱谷浩と山本悍右を注視するJ.ポール・ゲッテイ美術館での『日本における近代の分裂』展(3月26日から8月25日)の案内状など、広報関係の資料を頂いた(深謝です)。二人の仕事の対称性を上手く表現するソラリゼ…

『蘇ったマネキン』展 at シモーヌ・ロリエ書店

トゥールーズ・エスキロール 3月6日16時発〜3月12日17時京都着 蘇ったマネキン展案内状 10.1×14cm 二つ折 スペインに近い南仏トゥールーズから嬉しい荷物が届いた。1960年代に魅力的な書物を刊行し、シュルレアリスムに関連した新刊・古書を扱った書店「自由…

マン・レイ展 at ユンヌ書店

Vernissage le mercredi 12 janvier, de 18 a 20 heures. 21×9.6cm. 本年の初コレクションは、ユンヌ書店のマン・レイ版画展の案内状。正月四日にネットオークションに出品されているのに気づき、さっそく注文した一品。競争相手も現れず穏やかな応札だった(…

ハノーヴァー・ギャラリー

] Invitation Card 16.5×10.2cm. The Exhibition of Man Ray "Paintings and Objets de mon Affection" at Hanover Gallery, LONDON、5 June until 4 July 1969 To M. Robert Valancay, 34 Rue Lucien Jeanin, La Garenne-Volombes, SEINE, France. Postmark…

マン・レイ展の招待状

10.5 × 13.5cm レコード・コレクターの同僚と一杯やって11時前に帰宅。ビール、冷酒、赤ワインとお決まりの飲み方で酔っぱらってしまった---上品に飲むのは相変わらずできないと反省。この同僚の美形の奥さんがマン・レイの「ウッドマン」を好いてくれていて…

展覧会のエフエメラ(11)

会社の業績が厳しいままで年末を迎え、もう御用納めとなった。それでも段取り良く数字をしめる事が出来たので、8時過ぎから駅前の焼き鳥屋で一杯。仕事からの解放感でビールがすすむ、店のメニユーに串カツが増え、大阪風の「二度漬け御免」のソースで美味い…

展覧会のエフェメラ(10)

名古屋へ帰省した折に廣小路通りの丸栄百貨店向かい側のビルで現代美術を見たのは30代に入っていただろうか。ニューサカエビル七階の奥まった画廊だったと記憶する、このギャラリー・セキで話をした若い担当者(小椋浩二)と気が合って何度か訪ねた。彼はやが…

展覧会のエフェメラ(9)

関西で一番元気なのは堀尾貞治だと教えてくれたのは、懇意にしていた兵庫の学芸員Y氏だった。それから30年あまり、先日、喜多ギャラリーの溝渕さんから頂いた手紙に超多忙な人として堀尾貞治が登場して驚いた---11.6-12.18の会期で開かれる「あたりまえのこ…

展覧会のエフェメラ(8)

錬金術師のような写真家・服部冬樹氏と出会ったのは、ツァイト・フォト・サロンだった。その写真家の写真展が京都で開かれると云うので顔を出したのは下鴨神社西側の住宅街に開設されたギャラリー・ドット。「服部冬樹オリジナル写真展」の会期は1981.6.7-28…

展覧会のエフェメラ(7)

現代美術を専門に扱い、常に時代の先頭を走って幾多の作家を育て送り出してきたギャラリー16。来年で開廊から50周年を向かえると云うからすごい。その画廊主・井上道子さんと出会ったのは、1975年7月17日、祇園祭り山鉾巡行の日だった。寺町三条から一筋下が…

展覧会のエフェメラ(6)

日本の商業画廊で、写真に的を絞ったマン・レイ展をツァイト・フォト・サロンに次いで開催したのは、ギャルリーワタリ(1979年11月)だった。それで展示品の照会に手紙を送ったと記憶する。青山のベルコモンズからキラー通りに入って西側の洒落た建物(現在は建…

展覧会のエフェメラ(5)

次ぎに紹介するのは、同じくツァイト・フォト・サロンでの桑原甲子雄展(会期は1980.6.20-7.5) 『東京1936』、案内状には「ヨーロッパでの展覧に先立って、展示いたします。」とあり、フランス語での紹介は平木収、「"Fascinant", on ne peut dire que ce mot…

展覧会のエフェメラ(4)

アサヒカメラの紹介記事でオリジナル・プリントを扱う画廊が日本にも登場したと知ったのは1978年だった。欧州系の作家にも強いようだったので、マン・レイの在庫を訪ねて手紙を書いたのがオーナー・石原悦郎氏との出会いだった。アジェの写真展が開廊展だっ…

展覧会のエフェメラ(3)

山本容子と田中孝の結婚披露宴で紹介されたのが版画家の飯田三代だった。たちまち友人二人が彼女のファンになってしまい作品を買い求めていたのを思い出す。この案内状は大阪の靫ギャラリー、土蔵を改装した不思議な空間で画廊主の桜井弘子さんといろいろ話…

展覧会のエフェメラ(2)

名古屋人が現代美術に理解を示すのは、赤瀬川原平、河原温、荒川修作を輩出した独特の土地柄によると思う。1980年代には桜画廊、ギャラリー・バルール、ギャラリー高木(旧名・ヴォザール)など重要な画廊があって影響を受けた。下に示す荒川修作展のリーフレ…

展覧会のエフェメラ(1)

老いの整理を始めて手許に保管していた紙モノを沢山処分した(破ってゴミ箱なのよ)。マン・レイ以外は全部と決意してやっている訳だけど心は辛い。それで、せめて画像だけでも残し記憶の補強に努めねばと思うに至った。それというのも10月24日付けのギャラリ…

珍しいマン・レイのポスター2点

パリ在の知人がマン・レイ展の珍しいポスターを送ってくれた(現地7日発)。オークションの会場から直接発送手配をしてくれた様で「感謝・感激・雨・ユーロ」です。 1)マン・レイの「蘇ったマネ・キン」展は、ジヤン・ペティトリーが同名の書籍を出版するのに…